世界の大陸を流れる川に比べ、日本の川は長さが短く、流れが急です。また流域面積がせまいのが特徴です。
日本の川の長さ・流域面積ランキングは、小学校の社会科テストや中学受験、さらに中学校の地理でも出題されます。
川の場所や平野、さらに米どころと同時に出題されることも多いので、まとめて語呂合わせで覚えると楽ですよ。
長さランキングの1位~3位まではテストでも出題されやすいので、まずは覚え方マンガといっしょにみていきましょう。
【テストに出る】日本の川
日本の川・長さベスト3
順位 | 河川名 | 長さ | 流域 |
1 | 信濃川(しなのがわ) | 367 km | 新潟県、長野県 |
2 | 利根川(とねがわ) | 322 km | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、 千葉県、東京都、長野県 |
3 | 石狩川(いしかりがわ) | 268 km | 北海道 |
日本の川・流域面積ベスト3
川の流域面積が一番大きい「利根川」もテストによく出るので、ぜひ覚えておきましょう。
順位 | 河川名 | 流域面積 | 流域 |
1 | 利根川(とねがわ) | 16842 km2 | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、 千葉県、東京都、長野県 |
2 | 石狩川(いしかりがわ) | 14430 km2 | 北海道 |
3 | 信濃川(しなのがわ) | 11900 km2 | 新潟県、長野県 |
【語呂合わせ・マンガで覚える】日本の川
信濃川(しなのがわ)の覚え方
日本で一番長い川は信濃川(しなのがわ)。新潟県、長野県を流れています。
信濃川が流れる新潟県の越後平野(えちごへいや)では米作りがさかんです。信濃川は、「越後平野」「米作り」とセットで覚えておくと損はないですよ。
利根川(とねがわ)の覚え方
群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県などを流れる利根川(とねがわ)。日本で2番目に長く、流域面積(りゅういきめんせき)が一番大きな川です。利根川流域では米作りがさかんです。
石狩川(いしかりがわ)の覚え方
北海道の北西部には日本で3番目に長い石狩川(いしかりがわ)が流れています。石狩平野(いしかりへいや)では米作りがさかんです。石狩川は、「石狩平野」「米作り」とセットで覚えておきましょう。
その他の川の覚え方
最上川(もがみがわ)の覚え方
山形県を流れる最上川(もがみがわ)は、日本三急流(にほんさんきゅうりゅう)の一つ。最上川の流域の庄内平野(しょうないへいや)で米の生産がさかんです。最上川は、「庄内平野」「米作り」とセットで覚えましょう。
※日本三急流:日本の川のうち、とくに流れの速い3つの川
木曽川(きそがわ)の覚え方
中部地方には西から揖斐川(いびがわ)、長良川(ながらがわ)、木曽川(きそがわ)という3つの川が流れています。3つの川を合わせて木曽三川(きそさんせん)と呼ばれています。
濃尾平野(のうびへいや)には豊富な水があるので、稲作がさかんです。木曽三川の揖斐川・長良川・木曽川は、「濃尾平野」とセットで覚えましょう。
四万十川(しまんとがわ)の覚え方
高知県に流れる四万十川(しまんとがわ)は、自然(しぜん)な形のままで残るので「最後(さいご)の清流(せいりゅう)」と呼ばれています。
筑後川(ちくごがわ)の覚え方
福岡県、佐賀県、熊本県、大分県を流れる筑後川(ちくごがわ)。
筑後川中・下流域の筑紫平野(つくしへいや)では米や麦の二毛作(にもうさく)がさかんです。二毛作とは、1年に2度違う種類の作物を作ることです。
世界の川ランキング
世界の川・長さベスト3
おまけで世界の川の長さランキングベスト3、流域面積1位も覚えておくと中学以降の地理で役立ちます。
順位 | 河川名 | 長さ | 流域 |
1 | ナイル川 | 6,695 km | アフリカ大陸東北部のエジプトなど |
2 | アマゾン川 | 6,516 km | 南米のブラジルとその周辺国 |
3 | 長江(チャンジャン) | 6,380 km | 中華人民共和国 |
世界の川・流域面積ベスト
日本の国土のおよそ18倍もの流域面積をもつアマゾン川。オーストラリア大陸の面積とほぼ同じで、けた違いですね。
順位 | 河川名 | 長さ | 流域 |
1 | アマゾン川 | 750万km2 | 南米のブラジルとその周辺国 |