北海道の形・キャラクター「ホウオウ」
北海道の語呂合わせ
ホウオウの ほっぺがあかいよ ほっかいどう
北海道の形の覚え方
ホウオウも北海道も「ほ」がつくので簡単に暗記できますね。形はひし形です。ホウオウがつばさを大きく広げているように見えませんか?
北海道の特徴
日本列島の一番北にあり、47都道府県で一番大きい北海道。広さは日本全体のおよそ5分の1をしめます。豊かな自然が広がり、たくさんの農作物を生産しているので、「日本の食糧基地(しょくりょうきち)」といわれています。
また、知床(しれとこ)地方は世界自然遺産に登録されています。
● 面積 約83,422平方km(全国1位)出典:2023年国土地理院
● 人口 約5万人(全国8位)出典:2022年人口推計
日本地図の中の北海道
【北海道の場所】日本の一番北に位置しています。日本海、太平洋、オホーツク海、周りは海だらけですね。
北海道の地図
県庁所在地の覚え方
札幌市(さっぽろし)には、北海道の人口の約1/3が集中しています。また、北海道の中でもっとも観光客が多い都市です。とくに、さっぽろ雪まつりには国内外からたくさんの観光客が訪れます。
冬は寒く、梅雨がない
北海道は亜寒帯気候(あかんたいきこう)に属しており、冬の寒さがきびしく梅雨(つゆ)がないのが特徴です。
北海道の南北方向に山脈が連なっていることから、東西で気候が異なります。札幌(さっぽろ)など日本海側の地域は、冬の季節風でたくさんの雪が降ります。
釧路(くしろ)など太平洋側は、夏は南東の季節風が寒流 千島海流(ちしまかいりゅう)によって冷やされるため、夏でも気温が上がりにくく、濃霧(のうむ)が発生します。したがって、夏に降水量が多く日照時間(にっしょうじかん)が短くなるのが特徴です。
網走(あばしり)などオホーツク海側は、冬に流氷(りゅうひょう)が押し寄せてきます。
一番大きい
北海道の面積(めんせき)は日本一で、一番小さな香川県のおよそ45倍の広さです。北海道は約83,422平方km(全国1位 2023年)、香川県は約1,877平方kmです(全国47位 2023年)。
※香川県のらくがきキャラはカタツムリです。
北海道の産業 の覚え方
十勝平野(とかちへいや)
ジャガイモ・タマネギ・ニンジン
十勝平野(とかちへいや)ではおもに畑作(はたさく)が行われています。タマネギやジャガイモ、ニンジンなど、カレーに入れる野菜の生産量が日本一です。(出典:2021年農林水産省作物統計)
ほかにも、カボチャやトウモロコシ、ブロッコリーなど、生産量日本一の農作物がたくさんあります。
石狩平野(いしかりへいや)
石狩川(いしかりがわ)
米
石狩平野(いしかりへいや)には日本で3番目に長い石狩川(いしかりがわ)が流れており、米作りがさかんです。
石狩平野はもともと泥炭地(でいたんち)であるため、稲作(いなさく)には向いていない湿地(しっち)でした。
しかし、品種改良*(ひんしゅかいりょう)や客土*(きゃくど)により、稲作がさかんになりました。
北海道では寒さに強く短い生育期間でみのるブランド米「ゆめぴりか」や「ななつぼし」が生まれ、育てられています。北海道の米の生産量(せいさんりょう)は、新潟県に次ぎ全国で2番目です。(出典:2022年農林水産省作物統計)
*品種改良:より優れた品種(ひんしゅ)をつくりだすこと
*客土:土地改良のため、よその土地から稲作に適した土を運んでくる方法
酪農(らくのう)
根釧台地(こんせんだいち)
北海道では酪農(らくのう)がさかんに行われています。牛などを飼育し、乳や乳製品(チーズやバター、ヨーグルトなど)がつくられています。北海道は、肉用牛と乳用牛の飼育頭数がどちらも日本一です。(出典:2022年農林水産省作物統計)
酪農は、おもに根釧台地(こんせんだいち)や十勝平野(とかちへいや)で行われています。「根釧」台地という名前は、根室(ねむろ)と釧路(くしろ)という地名を組み合わせてつけられました。
・乳用牛(乳牛):乳がたくさん出るように品種改良された牛
・肉用牛(肉牛):お肉を得るために飼育されている牛
小麦(こむぎ)
パン、うどん、パスタなどの原料となる小麦。小麦はすずしくてかわいた気候が向いているため、北海道が全国トップの生産量です。全国の60%近くが生産されています(出典:2022年農林水産省作物統計)。
北海道の自然 の覚え方
日高山脈(ひだかさんみゃく)
南北にのびる日高山脈(ひだかさんみゃく)は、北海道でただ一つの山脈です。
テストによく出題されるのでおぼえておきましょう。
北方領土(ほっぽうりょうど)
国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)、歯舞諸島(はぼまいしょとう)、色丹島(しこたんとう)からなる北方領土(ほっぽうりょうど)。
北方領土は日本の領土(りょうど)でしたが、第二次世界大戦以降、ソ連(=現在のロシア)により占領(せんりょう)されました。北方領土は今も返還(へんかん)されていません。
知床半島(しれとこはんとう)
根釧台地(こんせんだいち)の北側にある半島が知床半島(しれとこはんとう)です。北海道のキャラクター「ホウオウ」のクチバシのところになります。
知床半島は自然豊かでたくさんの生き物がくらしており、冬になるとオホーツク海から流氷(りゅうひょう)が流れ着きます。知床半島は世界自然遺産に登録されています。
※特別出演:ヒョウ(兵庫県)・リュウ(鹿児島県) このキャラは知床半島には関係ありません。
釧路湿原(くしろしつげん)
釧路湿原(くしろしつげん)は、水鳥の生息地(せいそくち)となる湿地(しっち)の保護を目的とする国際条約、ラムサール条約にもとづく登録地の一つです。
サロマ湖(こ)
北海道の北東部にあり、オホーツク海に面したサロマ湖(こ)は日本で3番目に大きな湖。一部が海とつながっていて、ホタテガイの養殖(ようしょく)がさかんです。
北海道の交通 の覚え方
青函トンネル(せいかんトンネル)
北海道の函館市(はこだてし)と青森県の津軽半島(つがるはんとう)を結ぶトンネルを青函(せいかん)トンネルといいます。青森の「青」と、北海道の函館市の「函」という字を組み合わせてつけられました。日本一長いトンネルなので、新幹線でも通りぬけるまでおよそ20分かかります。
青森県のキャラクターは「アマガエル」
北海道の歴史 の覚え方
アイヌ民族
北海道などに古くから暮らしてきた民族をアイヌの人々(=アイヌ民族)といいます。北海道の地名は、アイヌ語に起源を持つものがたくさんあります。